中学受験において、自立した子と親子二人三脚の子とでは、最終的にどちらが勝つと思いますか?
⇒それは、子供のタイプや親子関係の状況によるところが大きい、というのが私の結論です。
しかし、なぜ2つの矛盾したタイプが存在するのでしょう?
自立型と二人三脚型の矛盾する2つのケース
例えば、先日の早稲田アカデミー保護者会では、4年生の段階ではまず子供を自立させることが重要、と先生はおっしゃっていました。(夫もこちら寄りの考えです。)
一方、子供を最難関中学に合格させた、私の尊敬する佐藤ママ(
「灘→東大理III」3兄弟の母が教える中学受験勉強法)や桜井信一さん(下剋上受験[文庫版] ―両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した!)は、子供の勉強にしっかり関わり、正に二人三脚で合格を勝ち取った印象です。
それは、両者ともに成功者が出たということを意味し、どちらが正解とは言い切れないということになります。
それでは、うちの娘のケースで考えてみたいと思います。
二人三脚型の場合
娘は結構私に頼ってきて、一緒に勉強を見てほしいタイプなので、今は○付けなど勉強の内容にも付き添うし、一緒に目標も立てて頑張っています。(夫は私に、娘のことを構いすぎ、といいますが…。)娘は逆に自立を促すとむしろ嫌がります。
こんな娘ですが、先日、初めて早稲田アカデミーの自習室に行きました。
自立型にぴったりな早稲田アカデミー自習室
自習室利用での利点はなんといっても、
- 集中できる。
- 親子での勉強で煮詰まったときなどに最適。
- 子供が自立できる。(○付けなどもすべて自分で行わなければならない環境のため。)
- 分からない点はすぐに先生に質問に行ける。
といった点です。
早稲田アカデミーの自習室はルールが厳しく、「一言もしゃべってはいけない。」とか、「覚悟を決めて入室せよ。」などと自習室の前に張り紙がしてあるので、最初は敷居が高いのですが、一度入ると慣れます。
娘も最初は渋っていましたが、尊敬する国語の先生に勧められたこともあり、私が背中をおす形で行きました。
帰ってきてどうだったか聞くと、やはりすごく集中できたようで、「また次も行く。」と言っておりました。母としても助かり、2時間だけの利用でしたが、家で終わる分以上に進みました。
結論
基本的には子供次第ということになります。娘のような二人三脚型のお子さんだと、最初は親と一緒に勉強する形になりますが、今後もし、自立の様子を見せたらそれは歓迎し、見守っていけばいいのかな、と思っています。
逆に最初から自立しているお子さんは、素晴らしいけれど、親も放置するよりは子供の勉強に関心をもち、勉強しやすい環境を作るなどできることをサポートするのがいいと思います。
というわけで、今日は「自立した子と親子二人三脚の子、どっちが勝つ?」でした。♪